21世紀をたのしむ「昴」俳句会
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リレー俳談 生かされて  大竹 仁
2008-10-29-Wed  CATEGORY: 昴 9号
リレー俳談

 生かされて  大竹 仁

 中国で起きた大地震、死者は三万人を超えた未曾有の規模となりました。
 そして救援活動の急がれる中、何と中国は、当初、日本からの緊急救援を拒
んだのです。
 それに対して福田総理は「それぞれ国には事情があるのだろう」と。この言
葉には、私は芯から腹がたちました。なにをおいても救援活動を優先させる事
態なのに、まさに他人事。この男は真の指導者ではないとの実感、人命よりも
優先するものがこの世の中にあるでしょうか。
 さて、私も去年の今頃五月から六月にかけて心不全による大病をし、生死を
さまよったのです。そして十五日間の入院、「根の国」を垣間見たのでした。
 「三途の河原」までは行きませんでしたが、いろいろな幻影幻覚を見たので
す。
 先ずは幾何学模様な細工絵、そして何と江戸時代の長屋風景のキネマストリ
ー、今でも鮮明に覚えているのです。まさに奇跡の生還でした。
 そして、私に改めて生きる喜びを、俳句が教えてくれました。特に一般病棟
に移ってからは、その有り余る時間を、日記形式による俳句三昧に過ごしまし
た。
 「花鳥風詠」にはあきたらず、老川指導者の提唱する「内観造型」に魅せら
れて、更なる自己表現力を高めてきました。
 まさに生死を超えた体験を力とし、更なる精進をと思っております。
 今、私は二箇所の句会、そして三箇所への指導、なかでも、介護施設二箇所
へリハビリの一助としてお手伝いをしております。不自由な体、言語を超えて
作句に勤しむ姿には、嬉しさが溢れているのです。
 そして今回、はからずも、市の「藤まつり俳句大会」に五人の方が入選した
のでした。これには本人の喜びは勿論のこと、施設を挙げての喜びとなり、感
謝をされたのです。つくづく今思うことは、俳句をやっていて良かったと言う
実感であり、まさに俳句に生かされている余生だと思っております。

 撫で肩となりし余生の更衣


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