21世紀をたのしむ「昴」俳句会
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諸家近詠 道官佳郎 抄出
2008-10-01-Wed  CATEGORY: 昴 9号
諸家近詠  (順不同)  道官佳郎 抄出

春落葉踏む軽き音重き音  塩川 雄三(築港)
麦秋や島の小富士の男ぶり  波戸岡 旭(天頂)
鴻司いまなづなはこべらいぬふぐり  増成 栗人(鴻)
花酸葉ほのぼの紅き鬼女の里  鈴木 貞雄(若葉)
料峭の雪吹き上げて風奔る  藤木 倶子(たかんな)
蕗の葉の四五枚寄りて風を待つ  倉田 紘文(蕗)
今日生きて今日の花見るいのちかな  角川 春樹(河)
齢寂ぶわけても花の一樹かな  三田きえ子(萌)
曲者の 「てにをは」 斬らむ梅雨の闇  河野  薫(あざみ)
春闌けて二師連袂はとこしなへ  能村 研三(沖)
春の風押せば窪める嬰の頬  今野 剛一(対岸)
春一番胸につかへのをさまらず  星野麥丘人(鶴)
春霜や波郷の見たる墓並ぶ  大串  章(百鳥)
神在す樹樹天を衝き風薫る  澤田 緑生(鯱)
風に揺れゐて小判草重からず  青柳志解樹(山暦)
春逝くやどの病棟にも千羽鶴  原田 青児(みちのく)
生れ月の港湾の薔薇風の鳥  舘岡 沙緻(花暦)
昼ながら子規庵点る鳥雲  山口超心鬼(鉾)
禁色の鬱なかりけりすみれ草  高岡すみ子(さいかち)
身埃の佛千体咳一つ  斎藤 夏風(屋根)
暮れゆくは天城も奥のげんげん田  落合 水尾(浮野)
逃水を十里程追ふ三方原  仁尾 正文(白魚火)
逃水にふみこんでゐるしのびあし  松澤  昭(四季)
手を振つてゐるのはだあれ花水木  松澤 雅世(四季)
見えて降る見えずにも降る春の雨  鈴木 鷹夫(門)
春驟雨宇宙の涯をゆくごとし  小澤 克己(遠嶺)
春おぼろ白大鷹の羽づくろひ  石井  保(保)
ここに大樹かしこに老樹花の苑  山崎ひさを(青山)
夫なしの過ぎこし花は幾そ度  志摩 知子(和賀江)
涅槃西風千羽のかもめどりの影  松尾 隆信(松の花)
灯さざる高層一面花曇  村田  脩(萩)
大根漬ける父祖伝来の重し石  白井 眞貫(瀚海)
蛇穴を出て田の涯に筑波山  大井戸 辿(欅)
春燈吐息に一書曇りけり  仁科 文男(白炎)
谷底まで一気に萌ゆる水の音  中戸川朝人(方円)
花蘇枋小枝に夕日みなぎらす  雨宮 抱星(草林)
風に乗り快楽のごとし飛花落花  松本津木雄(阿吽)
啓蟄や心の鬼もまかり出し  泉田 秋硯(苑)
木の芽摘み木の芽の匂さましけり  加藤 耕子(耕)
霾天に関東平野浮き上がる  高野ムツオ(小熊座)
木彫の千手観音笹鳴けり  野崎ゆり香(堅香子)
湖風のなすままに揺れ棚の藤  木内 怜子(海原)
をんな等は暮色をまとふ春の鴨  鈴木 太郎(雲取)
雛の絵の扇子ひらきて飾るとす  小川 恭生(鵙)
天心の翳りを引きぬ白牡丹  中村 石秋(其桃)
石のこゑ蘖のこゑ摩崖仏  小泉八重子(季流)
卯波通ひの茫たる月日薮柑子  永方 裕子(椰)
夕さくら豊後に未練の娘を置きて  井上 論天(加里場)
俳人の話ほどほど春の泥  久行 保徳(草炎)
山茱萸の玉明りして峡開く  柴崎左田男(紫陽花)
花辛夷海見えて来て走り出す  稲田 眸子(少年)
根源は父にありけり冬の虹  八田 木枯(晩紅)
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